[ location ] |
名古屋市千種区 名古屋大学構内 |
[ completion date ] |
2006/03 |
[ design ] |
笹野空間設計 笹野直之 豊浦由紀 高津良太 |
[ design concept ]
ガラスのカーテンウォールが周辺の樹木を映しこみながら並木道と背後の森に溶け込むよう、縦ラインを強調したカーテンウォールを用い、さらに透明度の異なる3種のフィルムと3種の幅をランダムに組み合わせた。
隣接する学生食堂の改修と同時に計画することができたため、それぞれの特徴的な部分、即ちガラスカーテンウォールと既存建物の2階南面の開口部を引き立てるように、基調となる外壁を共通のダークグレーとした。
メインアプローチとなる二棟の間は視線と風が南北に抜ける開放感を重視し、庇と階段を軽快なスチールでつくり、北側の庭と一体でアプローチを演出している。
内部はカーテンウォールに面して幅4mの吹き抜けを設け、広がりのある空間と同時に明快で分かりやすいフロア構成とした。また、中間期の空調負荷軽減と心地よい空気環境を得られるよう、カーテンウォールの足元に給気口を組み込んだ。
見る度に異なる表情を見せる多様性を持ちながら、緑豊かなキャンパスに溶け込む建物となった。
[ total floor area ] |
568.03u( 171.8坪) |
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