[ design ] |
笹野空間設計 笹野直之 新井大介建築設計事務所 新井大介 |
[ design concept ]
敷地は、名古屋市の東隣にあたる長久手町の文化の中心地から少し東の住宅地に入ったところに位置する。一級河川である香流川が敷地の北側を流れ、時折白鷺が姿を見せるような、都市の近郊の割には趣のある所である。
配置計画は、将来の南棟増築を想定し、北側道路に建物を寄せたものになっている。
南側道路からの外観は隣家に溶け込むように控えめな構成とし、川側の外観は、1階部分をセットバックさせると共に、屋根は浮遊感を出し、周囲に対する圧迫感を軽減するように意図した。
この住宅の骨格は、螺旋階段を持つ吹き抜け空間である。この吹き抜け空間の1階には、家族のコミュニケーションの拠点となるリビングを、2階には、子供の活動の拠点となるハンヅオンコーナーを配置し、家全体の活気を集めるよう意図した。各室は、この空間に面して配置され、それぞれのプログラムに応じた度合いで、閉じながら開くような工夫がなされている。
[ structure ] |
木造、一部鉄筋コンクリート造 地下1階、地上2階 |
[ total floor area ] |
188.64m2 (57.2坪) |